山頂から見下ろす出石城下町は絶景ですぞ~

皿そばで有名な出石の街の南端にある「出石城」
その裏山の頂上にかつて城が存在した・・・
この地を本拠地とする室町時代の有力大名
「山名」氏によって築かれたその城は
「有子山城」(ありこやまじょう)と名付けられたのだった~
しかし、築城からわずが6年で
当時の織田軍、秀吉に攻め落とされてしまうことになる・・・

皿そばで有名な出石の街の南端にある「出石城」
その裏山の頂上にかつて城が存在した・・・
この地を本拠地とする室町時代の有力大名
「山名」氏によって築かれたその城は
「有子山城」(ありこやまじょう)と名付けられたのだった~
しかし、築城からわずが6年で
当時の織田軍、秀吉に攻め落とされてしまうことになる・・・

まだ暑さの残る 9/27 (日) のこと

早朝、午前5時過ぎに川西の県道13号線沿いにある
ガソリンスタンドに来ています。
今日はやる気マンマンで早起きしたよ~ ヾ(´∀`○)ノイェーイ♪

道の駅「いながわ」に着くころにはもう明るくなってた。
道の駅前の「ローソン」で朝飯にしましょ

最近、2種類の具材がミックスされている「おむすび」にはまっている。
今回は明太子&たまご焼き~


篠山から、国道176号で北近畿豊岡自動車道の
氷上ICを目指しますが、
強烈な濃い霧で、前が見えませ~ん

ヘルメットのシールドやジャケットが
ビシャビシャになってしもた~
霧でこんなになるとは思いませんでした。
(oノД`・o)ァチャ~…

そんな濃厚な霧のなか、
「水分れ公園」という所にやってきた。

この「小さい川」、
厳密に言えば隣に少し見えている道路の
北側に落ちた雨水は「日本海」へ流れて行き、
南側に落ちた雨水は「瀬戸内海」へ流れて行きます。

(クリックで拡大)
ここの標高95.45メートルは、
日本列島のなかで最も低い位置の境界線になるそうだ。
━***━***━***━***━***━***━***━***━
そこから、北近畿豊岡自動車道に乗って
午前8時過ぎ、出石城下町に到~着!

出石城前に来て、その裏山の頂上にかすか~に
見える石垣が今回目的の「有子山城跡」になります。


(クリックで拡大)
本来なら目の前の出石城から続く急な山道を
30分ほどかけて歩いて登っていなければならないのですが、
地図を見ると裏から道がつながっているように見えます。

そして、ここで地図を見ながらウダウダしていると、
「このバイク、エエ音してるな~」
と向かいの有料駐車場で係り員をしている
オジサンが声をかけてきました。
オジサンというには、かなり年配の方で
お爺さんと言った方がふさわしいでしょうか。
そんななりなので、どう見てもバイクに興味が
あるようには見えなかったのですが、
意外にも250ccのスクーターを
マフラーカスタムして乗っているのだそうだ。
これは、チャンスとばかりに、
「上の城跡までバイクで行けますか?」
と尋ねてみると・・・
「このバイクだったらいける!」
と断言。
詳しく聞くと、このオジサンは地元の方なので、
よく軽自動車で山頂に登っているらしい。
路肩も整備されていない少し急坂のダートで、
もちろん途中ですれ違いができる道幅もないため、
現場を知らない人が誤って入って行かないように入り口に
ゲートを設けているのですが、鍵などはついていそうだ。
「開けて入ったら必ず閉めておいてくれ。」
とだけ言われました。
まるで自分の山のような言い方だ (笑)
ここまで聞けば、
地元の方に背中を押されたようなかたちで
行かないわけには参りません(笑)
m9(´∀`●)イッテミヨーーー!!

まずは、鯵山峠に向かってワイルドな道を進んで行きます。

ゲートのあるダートの分岐のところに来ました。
この先は自己責任で参ります。

山頂に続く道なので基本上り坂で
停まれるタイミングはほとんどありません。
ちょっと勾配がゆるくなったところで撮ったのが上の一枚。
地盤のゆるいフラットダートですが、
ON車ではちょっと厳しいでしょう。
一ヶ所きついヘアピンがあって、さっきのオジサンは
軽四輪では「切り返さないと曲がれない」と教えてくれました。
そんな道を数キロ行くと ついに・・・

キタ━━━━o(*′∀`)○━━━━━!!

いかにも中世の城跡という感じの比較的小さい石で積まれた
キレイな石垣が残っていますね~

先客が一人います。
写真のモデルになってもらいましょう~ (笑)

広い本丸跡にはあずま屋がひとつ。

∑(*′◯`ノ)ノ ウオオォォォォ!!
絶景ですな~
出石の城下町をキレイに見渡すことができます~


満足、満足~ ヾ(o≧∀≦o)ノ゙
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
そして下まで戻って来ました。
オジサンにお礼を言って
今度は下の出石城をちょっとのぞいてみましょう~

こちらのほうは江戸時代に入ってから
有子山城のふもと部分が整備されて
出石城と命名されたそうな。

せっかく、出石に来たので蕎麦を食べるつもりですが、
以前ツーリングクラブの会長さんが
「床瀬のそばが絶品で出石そばより美味いで~」
と言っておられたのを思い出したので、
そっちに行ってみることにします。

国道428号線から県道1号線で床瀬方面へ・・・
GOGO!!!

この辺りに集中して何軒か蕎麦屋さんがあるみたいやね~
どこのお店も初めてなので、
ミドリン号が吸い込まれていくところに決めましょうか~

そのまんま「床瀬そば」というお店に
バイク2台の先客を見つけたのでここに入ってみます。
でも、なんかお上品なお高そうなところですよ~
私のあとにも2組、ライダーが入って来きました。
思っていたより人気がありますね。

(クリックで拡大)
「そばセット」(2646円)にしました~
このお値段なら、マスツーでは利用しづらいかな~


どれも素朴で美味いわ~
茄子の田楽なんか絶品ですな~
((*´゚艸゚`*))まぃぅ~♪
但馬の奥座敷という感じの
落ち着いていていい雰囲気
お洒落な年配の方のデートにうってつけ? (笑)
♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♫♦*゚¨゚・*:..。♦♫♦*
食後はそのまま南下して神鍋高原に到着~

有子山城探索の目的達成しちゃったので
これからどうしましょかね~?
マップルで検討・・・
久しぶりに「妙見蘇武林道」走ってみよっか~

県道258号から「蘇武トンネル」の上をトラバースしていきます。
最初の数キロだけダートになっている。
オフロードとしては物足りないし、かといって
そのダートがあるので大型ONバイクでは突入できない
なんとも中途半端な林道だ~

(° ꈊ °)✧˖°オホッ!
それでもこの景色が見れるから走りにきたんですけど~
ここは奥神鍋スキー場のゲレンデになります。

あとは延々1車線のクネクネ道。
意外と対向車が多かったので気を抜けなかった。

もう一か所、展望のひらけるポイントがあります。
ここはハングライダーのテイクオフ場のようですね。
ぐるっと一周まわってきて
「まだ時間いけるかな?」

「植村直己冒険記念館」に立ち寄ってみます。
「植村直己」
言わずと知れた国民栄誉賞も受賞している冒険家の第一人者
彼の故郷でであるこの地に「冒険記念館」が建てられています。
1984年2月12日
マッキンリー冬季単独登頂に世界ではじめて成功!
翌日下山途中で行方不明となる。
当時は何度も捜索隊が出されましたが、
結局、遺体は発見できずに、
「まだ生きているのでは?」
という都市伝説が生まれるほど・・・
もうあれから20年以上になるのですね~

「クレバス」をイメージした両サイドの壁が圧迫した通路。

館内は登山用具を中心とした遺品が多数展示されていました。
左に写っているのは植村直己さん考案のオリジナルテント
これで、北極やエベレストなのどの猛吹雪に
耐えれるというのだからすごいね~


館内にボルダリングで遊べるところもあり、
ほのぼのとしております。
♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦

最後に和田山のせんべい屋さんに立ち寄っておみやげを購入。
「せんべい」ではないのだけれど、
焼き立ての「イカの姿焼き」がメチャうまでした~

(クリックで拡大)
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いつもご協力ありがとうございま~す。^^)/

そやっ、あきらめんなっ!
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大和 さがせばあちこちに城跡ってあるんですね(o^∇^o)
地元の方が「ゲート越えてGo!」って教えてくれたって(笑)
こういう出会いもまたいいもんですね♪
映画「エベレスト」を観に行きましたが、
あんな死が間近にあるところに行こうなんて冒険心が凄過ぎます(^o^;)
オイラは低地の冬キャンプツーで十分です(笑)
大和さん こんばんは~
まんと > さがせばあちこちに城跡ってあるんですね(o^∇^o)
> 地元の方が「ゲート越えてGo!」って教えてくれたって(笑)
> こういう出会いもまたいいもんですね♪
>
> 映画「エベレスト」を観に行きましたが、
> あんな死が間近にあるところに行こうなんて冒険心が凄過ぎます(^o^;)
> オイラは低地の冬キャンプツーで十分です(笑)
有子山城は前から気になっていたのですが、
いいタイミングで情報を持った方と出会えたのがよかったです。
あのオジサンと話していなかったら、
ゲートを見て引き返していたかもしれないですし。
「エベレスト」ご覧になられたのですか~
私は観ていないのですが、植村直己さんってまさしく
あの映画の状況だったんじゃないかと想像してしまいますよね~
私は冬のキャンプすら、無理です~
暖房の効いた部屋で寝ましょう!(笑)
のりまき 篠山盆地の朝霧は見事ですね。
ウエアがビチャビチャ、スクリーンにしずくが滴るのは、毎度おなじみの霧が多い町です。年間1/3は霧が出るので、これが丹波黒豆を育てているように思います。
この日は、盆地の北の盃ヶ岳に上がると、真っ白な雲海に朝日が上がり、オレンジに雲海が染まっていく素晴らしい光景があったと思います。
僕の雲海ポイントNo1です。
有子山城跡に上がられたのですね。裏の道の様子もわかりおおきにです。
やはり圧倒的に楽ちんで城攻めできますね。僕なら、通勤リード110で攻めるしかなさそう。ゲートから徒歩では距離がありそうですね。
かおり まんとさん、こんにちは。
地元のおじちゃんの通行許可(笑)
安心ですね。そして絶景!
床瀬そばは、何年も前に行ったことがあるんですが、
すごい低い入り口で「頭打たないように」って
書いてくれていたくらいでした(笑)。
まんとさんの写真を見ると入り口が綺麗になったのかな?!
蘇武林道は登山のため雪の中歩いたり、、
行ったことあるところが沢山登場するので
ニヤニヤしながら読んでます( ^ω^ )
かめはめは 有子山城は全然知りませんでしたが、
石垣の麓までバイクで行けることがすごすぎます。
他にそんな城ってなかなかないですよね。
そして植村直巳さん。
日本の誇りですよね。
実写映像をみているときに、植村さんが、
あ~こんなところ(北極)にこないと楽しめない(ドキドキできない)ようになっちゃんたんだよなぁ~(言葉は
記憶なので曖昧)
という台詞がなんとも・・・
我々がバイクで楽しめる場所を日々開拓してるのとは
レベルが違うのでしょうが、何か共感があり、そういう延長線上であの偉業を!!!という気持ちになります。
1回だけじゃなくてまた行きたくなる場所ですね!
のりまきさん こんばんは~
まんと > 篠山盆地の朝霧は見事ですね。
> ウエアがビチャビチャ、スクリーンにしずくが滴るのは、毎度おなじみの霧が多い町です。年間1/3は霧が出るので、これが丹波黒豆を育てているように思います。
> この日は、盆地の北の盃ヶ岳に上がると、真っ白な雲海に朝日が上がり、オレンジに雲海が染まっていく素晴らしい光景があったと思います。
> 僕の雲海ポイントNo1です。
>
> 有子山城跡に上がられたのですね。裏の道の様子もわかりおおきにです。
> やはり圧倒的に楽ちんで城攻めできますね。僕なら、通勤リード110で攻めるしかなさそう。ゲートから徒歩では距離がありそうですね。
今年は篠山方面に来る機会が多かったのでいつも霧だったような気がします。
先日も朝、篠山インターの手前でキレイな山の景色が見れたのが印象的でした。
その時にどこか雲海が見れるところないかなと思いながら走ってましたが盃ヶ岳ですか。
今度立ち寄ってみます。
有子山城の裏道は思いっきりダートでしたね。
3~4kmほどだったと思います。
歩くにはちょっと長いと思いますので正面の急斜面から
登った方が時間はかからないと思います。
かおりさん こんばんは~
まんと > まんとさん、こんにちは。
>
> 地元のおじちゃんの通行許可(笑)
> 安心ですね。そして絶景!
>
> 床瀬そばは、何年も前に行ったことがあるんですが、
> すごい低い入り口で「頭打たないように」って
> 書いてくれていたくらいでした(笑)。
>
> まんとさんの写真を見ると入り口が綺麗になったのかな?!
>
> 蘇武林道は登山のため雪の中歩いたり、、
> 行ったことあるところが沢山登場するので
> ニヤニヤしながら読んでます( ^ω^ )
有子山城跡から見る出石の街と豊岡の方に流れてゆく円山川の
景色が絶品でよかったです。
床瀬そばは初めて行きました。
新しいという感じではないのですが、すごく綺麗でしたので、
近年リニューアルされたんでしょうかね~
結構ライダーが訪れたいたのは予想外でした。
蘇武林道歩かれたんですか?
バイクでも走りながら長いなあと思いましたけど、
歩くと1日がかりになるのではないですか~
でも、歩きだとバイクから見る景色とはまた違いますもんね~
teruteru 有子山城は知りませんでしたが、なかなか絶景ですね~係員のオジサンGJ!
但馬地方は両親の田舎なので縁のある土地です。
何を隠そう、植村直巳さんはオカンの高校の同級生です。
かめはめはさん こんばんは~
まんと > 有子山城は全然知りませんでしたが、
> 石垣の麓までバイクで行けることがすごすぎます。
> 他にそんな城ってなかなかないですよね。
>
> そして植村直巳さん。
> 日本の誇りですよね。
> 実写映像をみているときに、植村さんが、
> あ~こんなところ(北極)にこないと楽しめない(ドキドキできない)ようになっちゃんたんだよなぁ~(言葉は
> 記憶なので曖昧)
> という台詞がなんとも・・・
> 我々がバイクで楽しめる場所を日々開拓してるのとは
> レベルが違うのでしょうが、何か共感があり、そういう延長線上であの偉業を!!!という気持ちになります。
> 1回だけじゃなくてまた行きたくなる場所ですね!
山城はその性格上、山の頂上に攻め落とされにくいように建ってますので、
バイクで石垣のところまで行けてしまうケースは滅多にないですよね。
なので有子山城はすぐに陥落してしまったのかもしれませんが・・・
植村直己冒険館は、かめはめはさんの記事を見ていつか行ってみようと思っていました。
館内の資料や、映像を観て最後の瞬間のことを詳しく知った時は
思わず涙がこぼれ落ちました。
北極のような極限地に行かないと楽しめないというのは
林道でアタックコースを制覇しないと満足できないという心理と
似ていますよね(笑)
施設を出たあとは冒険したくなりますね^^)/
teruteruさん こんばんは~
まんと > 有子山城は知りませんでしたが、なかなか絶景ですね~係員のオジサンGJ!
>
> 但馬地方は両親の田舎なので縁のある土地です。
> 何を隠そう、植村直巳さんはオカンの高校の同級生です。
有子山城はあのオジサンに出会えたのがすべてでしたね。
情報もらわずに行っていたらゲートで引き返してきて、
正面から歩いて登っていたかもしれませんので。
へ~っ、teruteruさん植村直己氏とご縁があったのですか~
お母様が冒険家と同級生なんてスゴイ!
村岡町が私の地元と姉妹都市でしたので、私もときどき
学校行事などで交流があったので親近感があります。
今は合併されて、姉妹都市とかの関係は
無くなってしまったのかもしれないですけど。